”畳の部屋にいると落ち着く・・・”。
そんな風に感じたことはありませんか?
実はそれは気のせいではなく、ちゃんとした理由があります。
畳(たたみ)は、湿度が高く、天候の変化が激しい日本の風土の中で生まれた日本固有の敷物で、気持ちのこまやかな民族である日本人が、
より快適に過ごすためにあみだした生活の知恵がたくさん詰まっているのです。
近年、科学的にも明らかになってきた、
”畳の部屋が快適な理由”をいくつかご紹介いたします。
香りによる癒し効果
(アロマテラピー効果)
畳の表面部分(畳表)は、"い草"という多年草を織ったものでできています。
この"い草"の香りには鎮静作用があり、心身をリラックスさせてくれる効果があります。
い草は別名 灯心草(とうしんそう)と呼ばれ、古くから漢方薬として用いられてきました。
また、茎の随をあんどんや燭台の油にしたし灯心としたことからこの名が付きました。
畳の空気清浄効果
畳は部屋の湿度が高いときには水分を吸収し、
部屋が乾燥すると蓄えていた湿気を放出するという特性を持っています。
また、
人体に有害な二酸化窒素やホルムアルデヒドを吸収・分解してくれるともいわれており、
畳は知らず知らずのうちに私たちの健康な暮らしを助けてくれています。
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